スペインのワインは有名なものや美味しいものも多くおすすめで、今大人気。

インの生産量世界第3位でバラエティ豊富。ワイン造りにおいて、3000年の歴史を誇るスペインワイン(Spain Wine)。

世界中で多く生産されているワインにおいてスペインのワインの生産量は、1位のイタリア・2位のフランスに次いで世界第3位となっています。
ぶどうの耕作面積においては、2位のフランス、3位のイタリアを抜いて世界第1位となっており、スペインがいかにぶどう造り・ワイン造りに力を入れている国であるかを物語っています。

日本でも大変多くのスペインワインが流通しており、コンビニやスーパーの軒先にもいつも並んでいます。
ワインにあまり詳しくない方でも一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。

 

気候とテロワール

気候

ペインは、ワインの耕作面積が世界一である事などからもわかるように、ワインにおけるぶどうの栽培に適した気候・環境です。

北部は夏に涼しく冬は温暖、そして降雨量が多い西洋海性の気候、中央部は夏は暑く冬は寒い、寒暖の差がやや大きめの大陸性気候
東部・南部においては1年中温暖な地中海性の気候となっています。

どの気候もぶどう造りにおいては適した気候と言われており、スペインのぶどう栽培が盛んな理由を裏付けています。

テロワール

テロワールとはフランス語で「土地」という意味を持ち、ワインにおいて「テロワール」という言葉は、
地勢の状況や気候、人的要因などのワイン造りにおける環境がおよぼす性質の事を主に指します。

スペインワインにおけるテロワールにおいて最も重要となる地勢は、スペインの中央にある「メセタ」と呼ばれる標高のやや高い巨大な高原です。
これらの高い地形から主に地中海の方向と大西洋の方向に向かって川が流れていて、その川の付近の環境こそがスペインワインにおいて最高の環境と言われています。

 

スペインワインの歴史

ペインにおけるワイン造りは、その始まりが紀元前にまで遡ります。
現代において素晴らしいワインを多く生み出すその裏側には、多くのぶどう生産者、ワイン生産者達の苦労と失敗の繰り返しや、戦争・紛争をはじめとした歴史背景があります。

スペインのワインを楽しむのであれば、まずはその歴史からしっかりと学び、知識を持ってワインに触れる事でワインの面白さは数十倍にも膨らみます。

紀元前

紀元前1000~1100年頃にスペインにおける最初のぶどう栽培が行われました。
その後古代ギリシア人やフェニキア人などによって、ワイン造りの基となる技術や知識がスペインへ伝搬されたと言われており、現代における最も有力な説です。

ローマ時代~中世

紀元前100年頃には、かのローマ帝国が繁栄し、現代におけるヨーロッパ周辺では一気にワイン造りの祖が広まったといわれており、スペインも当然ながらここに含まれています。

その後ローマ帝国が衰退を迎えイスラム教徒がスペイン周辺へ進出すると、イスラム教徒における「酒禁止」の戒律が重要視され、ワイン造りは一気に衰退を迎えます。
イベリア半島においてキリスト教勢力の巻き返しによってイスラム教徒が追いやられると共に、ワイン造りは再度栄え始めます。

15世紀~16世紀にかけて大航海時代が幕を開けると各国との貿易が盛んになり、スペインのワインが現代におけるヨーロッパやアジア諸国周辺へどんどん輸出されていきます。
この時イギリスが、最も有力なスペインとのワイン貿易国であったと言われています。

前近代~近代

スペインにおいては16世紀~18世紀ごろにかけて、最もワイン造りが盛んとなり、技術が発達したと言われています。
かつてはリスクの高すぎて行えなかった海上輸送も徐々に一般的になり、貿易国もより遠方へと拡大していきます。

前近代では甘口ワインや酒精強化ワインなど、現代においても受け継がれるユニークなワインがどんどん開発されていきました。

その後フランスやイタリアなどの近隣国との政情などからスペインはややワインの技術で後れを取っていると言われていたものの、
19世紀後半に起きた”フィロキセラ”というワインの大敵である害虫がフランスで猛威を振るった事から、フランスの多くのワイン生産者がスペインへと流入したことによって、その技術は他国に劣らない状態までに至りました。

第一次世界大戦前後では害虫に強い苗木が開発されるほどに農業技術が発展しており、スペインにおいては害虫による被害を最小限で抑える事ができました。

その後第二次世界大戦時にワインの生産・輸出が世界的に落ち込んだものの、戦争の落ち着きとともに勢いを取り戻し、現代にいたります。
スペインワインにおいては1970年~1990年代に世界的に認められるようになってきています。

スペインのワイン法

スペインにおけるワイン法は、1932年の成立当初より時代背景に合わせて改訂されています。
古来よりヨーロッパの貿易商たちによってどんどん価格を下げられていたスペインにワインにとって、ワイン法はワインの生産者や醸造家の命ともいえる存在でした。

スペインのワインについてワイン愛好家達が欠かさず覚えるのが、1932年のワイン法制定とともに設定された原産地の呼称制度です。(デノミナシオン・デ・オリヘン,DO)
それぞれの地域のワインである事を呼称するために必要ないくつかの条件が、それぞれの地域に定められました。

スペインワインの格付け

原産地呼称制度どデノミナシオン・デ・オリヘン(DO)は、フランスにおける格付け(AOC)を参考にして作られました。
ただし、カヴァなどの複数の地域・自治体にまたがって生産が盛んにおこなわれているものは、例外として設定されています。

<格付けの名称備考>

ビノデバゴ(Vino de pago)
単一ぶどう畑の、限定高級ワイン

デノミナシオン・デ・オリヘン・カリフィカーダ(Denominacion de origen calificad)
特選原産地の呼称ワイン

デノミナシオン・デ・オリヘン(Denominacion de origen)
原産地の呼称ワイン

ビノ・デカリダ・コン・インディカシオン・ヘオグラフィカ(Vino de calidad con indicacion geografica)
地域名称付きの呼称ワイン

ビノ・デラ・ティエラ(Vino de la tierra)
地方ワイン,カントリーワイン

 

 

スペインワインの主な品種

ペインワインはバラエティの豊富さが特徴的で、スペイン全土では約400種類以上のぶどうが栽培されていますが、8割程度のワインはその中でも20~30種程度のブドウ品種で造られていると言われています。

生産量世界一を誇る”テンプラニーリョ種”の栽培を始めとして古来より赤ワインの生産に力をいれていた国でしたが、現代においてはやや涼しい地方で生産される白ワインやカヴァなどのスパークリングワインも生産量が増えており、世界中からの注目を集め始めています。

 

<赤ワイン用のブドウ品種>

「テンプラニーリョ(Tempranillo)

ワインに利用される黒ブドウとして生産量では世界一を誇り、スペインワインにおいて最も代表的な存在です。
香りが大変よく、上質で柔らかな舌触りが特徴的で長期熟成タイプのワインとも相性が良く、スペインにおける高価なワインの多くではこのテンプラニーリョ種が利用されています。

“テンプラニーリョ”という名前はスペイン語において「早期の、早熟な」という意味を持っている事が由来しており、その名の通りスペインにおける他の黒ブドウ品種よりもやや早期に収穫されるという特徴を持っています。

北部のリオハ地方、リベラデル・デュエル地方はスペインのテンプラニーリョにおいて二大生産地域と言われており、南部においても栽培されています。
その見た目は濃いルビー色や紫色で、見た目も大変美しいワインです。

<スペインのテンプラニーリョにおける名称の違い>
・「テンプラニーリョ」は世界で通じる通名ですが、その生産量のすさまじさから、スペイン国内では地域ごとに名称を変えて売り出す場合があります。

地域 名称
センシベル ラ・マンチャ地区
ティンタ・デ・マドリッド マドリッド地区
ティンタ・デ・トロ トロ地区
ウルデ・リブレ カタルーニャ地区
ティント・フィノ リベラ・デルドゥエロ地区

 

「ガルナッチャ(Garnacha)/グルナッシュ(Grenache)」

ルナッチャ種は、スペインの赤ワイン用の黒ブドウ品種において、テンプラニーリョに次いで有名な品種です。
“ガルナッチャ”はスペイン語であり、フランスでは”グルナッシュ”と呼ばれています。

スペイン国内のアラゴン州が原産地の品種であることからも、フランスでは歴史のあるブドウ品種となっています。
現代ではフランスのラングドッグ地方やオーストラリアをはじめとして世界中で作られていて、現在世界で造られているぶどう品種の中で最も生産量のおおい品種です。

乾燥や日光、病害などにつよいタフな品種である事から利点が多く、リスクを考えた生産者達にとって愛されている為です。
名前の”グルナッシュ”は宝石のガーネットに由来していて、やや澄んだ、赤色~朱色の綺麗な見た目のワインとなります。

アルコール度数がややワインとなる事が特徴的で、フルーティーな香りと味わいは日本人の口になじみやすいと言われており、日本での流通量も多い品種となっています。

「モナストレル(Monastrell)/ムールヴェードル(Mourvedre)/マタロ(Mataro)」

ランスなどでは”ムールヴェードル”、オーストラリアでは”マタロ”の名で親しまれている、世界的にも有名な品種。
定かではないですが、スペインが原産地ではないかという説が最も有力な事もあり、スペインにおいても多くの生産者が栽培している品種の一つです。

モナストレルは多くの場合モナストレル単体でワインを造るのではなく、シラーやグルナッシュなどとブレンドしてワインが造られ、赤ワイン・ロゼワイン・酒精強化ワインや甘口ワインなど、多種にわたったワインに利用されます。

果肉がしっかりとしていてやや厚い果粒が特徴的で、ワインにした際にはしっかりと形のある果実の香りが出やすい品種です。

 

「メンシア(Mencía)」

ンシアは「スペインのピノ・ノワール」の異名を持ちほどよくまろやかな味わいがある事が特徴的で、近年注目されはじめた品種の一つです。

世界の耕作面積の4分の3がスペインであると言われており、スペインのバラエティ豊富なワインを楽しみたい方にとっては外せないものであると言えるでしょう。

風通しや日当たりの良い環境での栽培がメンシアにとって適している事から、スペインの中でも平地ではない箇所で多く栽培されています。

タンニンや酸味が少ないが、飲むと大変フレッシュな味わいを楽しむ事が出来る。
世界的にはまだまだ知名度の低い品種であり、生産者や醸造家たちの間で日々メンシア種を使った革新的なワインが研究・開発されています。

 

「カリニェナ(Cariñena)/カリニャン(Carignan)」

リニェナは、フランスやイタリアでは”カリニャン”の名で親しまれている、赤ワイン用のぶどう品種。
アメリカやオーストラリアをはじめとして、世界的に愛されているブドウ品種の一つであり、その原産地がスペインのアラゴン州である事からも、スペインを代表するぶどう品種の一つである。

酸味や渋みがやや強めに出る品種である事から、スペインでは収穫量の多いガルナッチャなどの酸味や渋みの弱いタイプの品種とブレンドをしたり、テンプラニーリョなどのワインの酸味や風味を強化するためにブレンドを行ったワインが製造されることが多くなっています。

一時期は”ウドンコ病”と呼ばれるぶどうの病気に弱い事が判明して生産者から敬遠され収穫量は落ちていましたが、近年カリニェナを利用して素晴らしいワインを造り、成功を収めるワイナリーが出現したために、再度注目を集めています。

 

「カリェット(callet)」

リェットは世界の生産量のほとんどが”スペインのみ”で栽培されている品種という事もあり、スペインワインではこのカリェットを楽しみたい!というワイン通も少なくありません。
地中海に浮かぶバレアレス諸島のマジョルカ(マヨルカ)島の土着品種として古来より育てられており、他では生産されないだけの理由にあたる独特な風味を醸し出します。

一時期は人気のなくなってしまっていたカリェットですが、近年面白いワインが出来たことによって再度注目を集めています。
ワイン通を名乗るのであれば、是非一度は挑戦する必要のあるぶどう品種ですね。

 

【グラシアノ(Graciano)/モラステル】

ペイン、フランス、ポルトガルなどの欧州で栽培されている黒ぶどう品種。
現在では生産やワイン造りにとってやや難しい品種であるため人気が落ちているが、
18世紀後半にはスペインにおいてリオハやナバーラなどで大量に生産されていた記録が残っており、古来のワインの歴史においては人気であった種の一つです。

ワインにした際には濃厚な色合い、そして酸味のアロマの強いワインが完成する。
スペインワインを歴史の観点から楽しみたい方にとっては、一度は試してみたい品種が”グラシアノ”ですね!

 

【ボバル(Bobal)】

バルは、世界の生産量のほとんどがスペインのバレンシア州で作られる、スペインの土着品種。
ボバル種は1本のぶどうの樹の中でそれぞれのぶどうの果実の成熟速度やサイズに違いが出やすいために、ワイン生産者にとってとても難しい品種とされています。

ただし悪天候に耐えうるだけの丈夫な樹であるために、複雑性のある面白いワインが出来るため、数こそ少ないものの、ワイン愛好家の中では欠かせない品種の一つと言えるのではないでしょうか?
濃厚なダークチェリーのような色合いと、深みのあるチェリーのような柑橘系の味わいと風味と言われています。

 

<白ワイン用のぶどう品種>

【ヴェルデホ(Verdejo)】

11~12世紀よりスペインにて代々育てられている、スペインの白ワインにおける代表格のブドウ品種。
さっぱりとしながらもやや複雑なワインを造るのに大変適しており、
主にスペインの内陸部にあるカスティリャ・イレオン州のDOルエダで育てられ、アルフォンソ6世の時代より世代を超えて愛されている。

ヴェルデホ種は暑さ、寒さ、乾燥などに強く、主に小石や石灰岩の多い土壌で育ちます。
DOルエダはまさに上記のような寒暖差が夏冬、昼夜で存在する環境なので、ヴェルデホの生産には最高の土地条件です。

フレッシュな果実の風味が素晴らしく、アロマや香り、複雑な酸にも恵まれやすいためにワイン生産者達にとっても大人気の品種の一つです。

【チャレッロ(Xarello)】

ャレッロはスペインを代表し、世界的にも大変有名なスペインのスパークリングワイン「カヴァ(Cava)」の3大主要品種として、”マカヴェオ”や”パレリャーダ”と共に愛されている白ぶどうの品種です。
その歴史は古代ローマ人によってワインの生産技術などと共に地中海航路を越えてスペインへ伝搬され、スペインの気候風土とベストマッチしました。
病気につよいぶどう品種であったために、現代のような科学技術による研究とは異なった古来のワイン造りにおいても重宝され、歴史を越えて受け継がれる大変素晴らしい品種となっています。

そのぶどうの果房は金・明るい茶色・黄色に近い色合いで、皮が厚く丈夫なつくりとなっています。

爽やかな香りと風味を持ちながらもしっかりとした味わいの白ワインとなる事で知られており、そのほとんどはブレンドワインやカヴァに利用されますが、
チャッレロ単体の白ワインの生産も一定数行われており、チャッレロ単一で作られた白ワインは適度な酸味やテクスチャを持ち、しっかりとした味わいのワインとなると言われています。

【マカベウ,マカベオ(Macabeo)/ビウラ(Viura)】

パークリングワイン「カヴァ(Cava)」の3大主要品種の1つとして、チャッレロやパレリャーダと共にスペインワインを語るにおいて欠かせない品種の一つです。
明るくやや緑がかった茶色で、カヴァの3大主要品種の中ではやや酸味が強い特徴が注目されています。

若々しくすっきりとした味わいのため早熟タイプの若いワインで素晴らしいものが造られると言われていながらも、樽との相性によっては長期熟成タイプのワインにも向いているというエリート的な品種で、マカベオ種のワインは、お値段もやや高くなる傾向にあります。

スペインの中でもやや北寄りなカタルーニャ州やリオハ州での栽培がとても盛んとなっており、他にはフランスのラングドック地方などでも生産されている。
土壌や気候の影響を味へ反映しやすい品種のため、生産される地区・地方において味に差が出やすい事も特徴的です。

カヴァ以外でも、ブレンドワインとしてとても他の品種と相性が良く、スペインワインにおいて人気の品種の一つとなっています。

【アルバリーニョ(Albarino)】

ルトガルなどではカイーニョブランコの名で親しまれていて、スペインワインの代表的なぶどう品種です。。
雨量の多い西海岸性の気候地域で多くが生産されており、スペインの白ワイン用のぶどう品種の中では最も素晴らしい品種とされています。
豊かで複雑な酸味とももなどの豊かで高貴なフルーツを思わせる素晴らしい香りが特徴的で、やや辛口のワインに最も適しており、バランスの良いワイン造りを可能とするとされています。

20世紀の初頭にはほとんど名の知られていないぶどう品種でしたが、21世紀にかけて20世紀の間に知名度が急上昇しました。
まだまだこれから未来にむけて成長していくような目新しい品種です。

スペインにおいては主にガリシア地方のリアス・バイシャス地区で生産が盛んで、国内外を問わず素晴らしいワインが生まれています。

【モスカテル(Moscatel)】

スカテルは糖度を高めたワインと相性が良く、主に甘口ワインや酒精強化ワインなどに利用される白ぶどうの品種です。
濃度の高いフルーティーさと芳醇な香りが大変素晴らしく、他にはない口当たりやみずみずしさ、アロマを生み出します。

原産地がスペインのギリシア地方・サモス島であるためからスペインでは大変人気のぶどう品種となっていますが、
スペインの他にはオーストラリアやポルトガルなどでも愛され続けている品種で、イタリアワインやフランスワインとは一線を画した点での素晴らしさ・面白さを楽しめます。

 

【パレリャーダ(Parellada)】

レリャーダは、カヴァの3大主要品種としてチャッレロ、マカベオと共に古来より愛されるスペインはカタルーニャ地方の固有のブドウ品種です。
カタルーニャ地方はパレリャーダ以外でも、スペインワインの生産地域としては世界的に大変有名な土地の一つです。

主に高台程度に標高のやや高い地域で生産されますが、霜の発生に大変弱い品種であるために栽培が難しく、生産者からは古くは敬遠される品種の一つでした。
19世紀~20世紀初頭にかけて”コドルニュ”というカヴァの一大メーカーの”ホセ・ラ・ベントス”氏がこのパレリャーダを利用した素晴らしいカヴァを作り大々的に宣伝したため、いつのまにかカヴァの生産には欠かせないぶどう品種となりました。

遅熟タイプのぶどうであるが、花を思わせる豊かな香りに富み、カヴァのブレンドにおいては柔軟さや調和を加える役割を持っている。
カヴァ以外の発砲でないワインにおいては、「やや重い辛口」「少しずっしりしたタイプ」などと一般的には表現されるぶどう品種です。

 

【パロミノ(Palomino)】

ペインと南アフリカを中心にフランスなどでも栽培されており、酒精強化ワインの”シェリー酒”において主要品種となっている。
普通のワイン(スティルワイン)を作る上では酸味や甘みを持っていないためにほぼ使えないといっても過言ではありません。

スペインにおいてはパロミノフィノ、パロミノ・デ・ヘレスパロミノバスト、と呼ばれる3つの種類に大きく分けることが出来、パロミノフィノが最も多く栽培されており、最もシェリー酒に適する品種です。石灰質を土壌に多くふくんだスペインのアンダルシア地方、DOへレスで栽培されるものが最も優秀とされており、シェリー酒のみでしか真価を発揮しないものの、素晴らしいぶどうとなっています。

【ロウレイロ(Loureiro)/ロウレイラ(Loureira)】

ウレイロはスペインのガリシア州が原産地で、スペインやポルトガルの北部で古来より親しまれる白ぶどう品種の一つです。
主にブレンドワインやスパークリングワインにおいてワインに複雑さと滑らかさを加えることが出来、”アルバニーリョ”などのブレンドとして少量使われるような使用法が最も有名です。

ロウレイロはポルトガル語で「月桂樹」という意味であり、その名の通り月桂樹のような豊かな香りを持ち合わせているとよく例えられます。
さらりとして爽やかで、バランスのしっかりとれた酸が特徴的です。

【ペドロヒメネス(Pedroximenez)】

ドロヒメネスはカナリアス諸島が原産地とされており、スペインへはドイツを介して伝えられたと言われています。
(カナリアス諸島は、現スペイン領)

カール5世の兵士であった「ペドロ・シーメンズ」という者がスペインに持ち込んだ事からこの名前が名付けられました。
糖度・糖分の非常に高い甘口の白ぶどう品種で、生産されたペドロヒメネスのほとんどは酒精強化ワインのシェリー酒、甘口のデザートワインとして利用されます。

糖度が非常に高く美味しい代わりに病気に弱いという欠点を持っており、十分な日照量の確保が必須条件となる事から、生産量は決して多いとはいえません。
現在のスペインにおいては、アンダルシア州やマラガ地方において多くが栽培されています。

【トレイシャドゥーラ(Treixadura)/トラハドゥーラ(Trajadura)】

レイシャドゥーラは主にブレンド用で利用される白ぶどう品種で、ガリシア語ではトレイシャドゥーラ、スペイン語ではトラハドゥーラと呼ばれる。

レモンやグレープフルーツ、パイナップルなどを思わせる柑橘系の軽めで豊かなアロマが特徴的で、ブレンドワインに豊かさ・コクを加えます。
スペインではガリシア地方のリアスバイシャスやリベイロでほとんどが栽培されており、アルバニーリョやロウレイラなどのぶどう品種と良くブレンドされます。

 

アモレアのおすすめスペインワイン

・ラス・カラバリャス・ヴェルデホ (LAS CARABALLAS VERDEJO)
生産者:ラスカラバリャス/LAS CARABALLAS
品種:ヴェルデホ100%

スペインの2大産地マドリッドの北西部、DOルエダの自然派ワイン。
トロピカルフルーツや柑橘系の爽やかな香りが特徴的で、とても飲みやすいリーズナブルなワインです。

詳しくはこちら

 

・ポーカー・D・テンプラニーリョ (PORKER.D.TEMPLANILLOS)
生産者:エンコミエンダセルヴェラ/ENCOMIENDA DE CERVERA
品種:テンプラニーリョ100%

有名産地の優良なクローンを畑に移植して栽培したユニークなワイン。
熟した赤い果実に上質なオークのローストな香り。

詳しくはこちら

 

 

スペインのワインは労働賃金などの関係から、リーズナブルな価格の割に素晴らしいワインが多くなっています。
生産量もとても多い事からもバラエティさに富み、様々な楽しみ方が出来るので、是非一度様々なタイプのスペインワインを楽しんでみて下さい!

 

アモレア株式会社/AMOREA INC.